本日7/24 20:00に発表されたトルコ政策金利を17.75%に据え置くが決定され、TRY / JPYはもれなく、
ダダ下がり中です
まあ幾多の荒波を超えてこられたトルコ戦士様にとっては、さざ波程度の下げですね。
ところで、これほどの価格変動を与える「政策金利」、貧乏パパのような初心者でも知っておいたほうが良いさそうな指標のようです。果たして、政策金利とは何ぞや!?
政策金利とは通貨の番人と呼ばれる中央銀行が一般の銀行に融資する際の金利
まず国における中央銀行の役割を認識しておかなければいけません。その役割とは、
- お金(通貨)の発行
- 市中銀行への資金貸し出し
- 政府の資金を管理
- 金融政策の決定
日本の中央銀行と言えば誰もが知ってる「日本銀行」、略して「日銀」です。お札にも日本銀行券とかいているので、お金の発行もしていることはパパでもわかります。
さて中央銀行はお金の発行のみならず「金融政策の決定」も行っており、物価の安定に対して責任を負っています。これこそが通貨の番人と呼ばれるゆえんで、通貨の安定化のために政策を考え、実行する権限もあるんですねぇ~。
この金融政策の中に盛り込まれる重要要素が「政策金利」です。これは一般の銀行に融資する際の金利であり、これによって通貨の流通量をコントロールするわけです。一般に
- 景気が良い場合は政策金利が高く設定され、
- 景気が悪い場合は政策金利が低く設定されます。
景気が良くなると一般の方々は羽振りが良くなって、物をたくさん買うようになります。多くの人が一つの物を求めると物不足につながり、物の価値が上がっていきます。つまり物価上昇です。同じ100円で買えたものが200円でも買えなくなると貨幣価値は低下して、いわゆるインフレーションを発生させるわけです。
そこで中央銀行は金利を引き上げて、物をたくさん買う一般の方のお金を預貯金に回させて、物の価値の上昇を抑制するのです。これこそが通貨の流通量のコントロールです。
ところでなぜトルコの政策金利は高いのでしょうか?
トルコの政策金利は群を抜いて高いレベルです。
2018年6月現在でみると
- アメリカ : 2.0%
- 日本 : 0.1%
- トルコ : 17.75%
雲泥の差ですね。しかしどうしてここまでトルコの政策金利が高いかと言うと、
- とんでもないインフレ
- そして外貨稼ぎ
この二つの理由に集約されるようです。そして今回のダダ下がりも、
とんでもないインフレのくせに政策金利が据え置きって、どういうこと?
というような理由で下がったみたいです。いや~、通貨の番人である中央銀行がしっかり金利政策を実行してくれないとトルコリラは安定しないわけで、トルコ戦士にとって政策金利は知っておかなければいけない知識ですね。
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