「基軸通貨」
国際通貨として取引量が多い通貨において特に「アメリカドル」をこのように呼ぶことは何となく耳にしたことがあるかと思います。だたFXにおいてもこの基軸通貨である「アメリカドル」が極めて重要な要素を占めます。
トルコ戦士に志願した若人はあまり存じないかもしれません(て言うか、貧乏パパも最近勉強して知ったのです)が、FXにおいて日本円でトルコリラを購入する際、アメリカドルを仲介するんです。いやトルコリラだけではなくFX経由ではすべての通貨をアメリカドルを介して購入してるんです。
トルコリラを買う場合、まずはアメリカドルを購入し、そのアメリカドルでトルコリラを購入する手順なのです。実取引では日本円でトルコリラに両替(トルコリラ買い)ができますが、FXではこんな形で購入するんですねぇ~。
このアメリカドルを仲介してトルコリラのような他の通貨を購入することを、
クロス円
と呼びます。このクロス円、極めて重要な形式で、レートを算出する計算だけでなく、レートの展望を見通すための大切な要素にもなります。
ちなみに日本円でアメリカドルを購入する場合は、アメリカドルを直接買うことができるので、ドルストレートなんて言うらしいですよ。
クロス円でTRY(トルコリラ)/JPY(日本円)のレートを計算みよう
2018年4月19日21:00頃のレートです。
アメリカドル / 日本円 $1.0 = ¥107.36
アメリカドル / トルコリラ $1.0 = ₤4.0238
つまりは、¥107.36 = $1.0 = ₤4.0238
ゆえに、¥107.36 = ₤4.0238 となるわけです。
じゃあ、₤1.0は?というと、¥107.36 ÷ ₤4.0238 = ¥26.6812
チャートをみると「26.6450」とありますが、スクリーンショットを撮影した時間差として勘弁してください。
とまあ、こんな感じでレートが算出できるわけです。自分で書いてて勉強になるわ~。
TRY/JPYの展望はトルコと日本の2国間関係で決まらず
外国為替は、2国間の経済状況や関係、またそれぞれの国が抱える政治的・軍事的な緊張の高まりや地政学的なリスクが売買に影響を与えて、レートに変化を与えます。トルコリラ / 円のFX取引はアメリカドルが介在するので、このアメリカを介した影響を織り込まないと、為替レートの見通しが立たないんです。
- トルコ国内の政治問題・経済・軍事的緊張
- アメリカ国内の政治問題・経済・軍事的緊張
- 日本国内の政治問題・経済・軍事的緊張
- そしてトルコとアメリカの関係
- アメリカと日本の関係
なんとなく日本円でトルコリラを買っていますが、日本とトルコの2国間関係はほとんど為替レート影響に関わらないんですね~。
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